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8月5日(土)の午後は、またまた大塚富夫さんのラジオに出させていただきます。
番組ではレコーディング中のアルバムから「未来(あす)へのメモリー」という作品を紹介させていただきます。
この作品は2017年、高田市立第一中学3年生になった子どもたちが、胸に秘めていた震災当時の思いを吐露した短歌5作品に、あんべが作曲し、被災3県の町で「ふるさと短歌コンサート」として歌ったものです。
初めて彼らの短歌にふれた時、いや、今も涙が溢れて止まらなくなりますが、それと同時に癒され励まされるのです。
さて果てしなく続くアルバムレコーディングですが、この作品、僕の音楽人としての歩みの中で、やはりちゃんとした形で残すべきと考え、今回、佐藤将展さんの素晴らしいアレンジ得て収録。バンドツアーのセットリストにも入りましたので、魂の一曲、しかと受け止めてください。
番組出演は15時30分ごろ、radicoで全国でもお聞きできるようですので、可能な方はぜひお聴きください。この作品、初めてのオンエアーとなります。この投稿の最後の方に、短歌を書いてくれた5人の生徒の短歌と、短歌をしたためるにあたっての思いを綴った文章を紹介しますのでよかったらお読みください。

https://www.ibc.co.jp/radio/town/

▶︎IBC岩手放送ラジオ「大塚富夫のタウン」生出演
8月5日(土) 番組は15時スタート

<熊谷海音さんの作品>
あの日から ケンカしたまま 時は過ぎ 
あやまることも できないままに -熊谷海音-
-あの3月11日、朝からケンカしてずっとあやまろうと思っていたけど姉が死んでしまった。思いは届くことなく時だけが過ぎていきます-

<高橋幸希さんの作品>
待ってたよ ブランコゆれて また会える
生まれ変わっても 君が大好き
-津波で亡くなってしまった友達といつも遊んでいたブランコ。また会うことができるなら「君が大好き」と伝えたい-

<菅野貴菜さんの作品>
父親の 夕陽に染まる 大きな背
いつも待ってる 心の中で
-もう会えない父の大きな背中、いつまでも忘れないという思いで短歌にしました-

<柴田空さんの作品>
夏の海 戻ってこいよ 僕たちも 
明日に向かって がんばるからな
-故郷の海に思いを込めて書きました。将来は復興に関わっていきたいです-

<及川清翔さんの作品>
震災で がれきだらけの この町で 
ここに生きてる 今僕たちは
-高田は震災で大きな被害がでたが、みんな頑張って生きていることを伝えたい-

IBC岩手放送ラジオ「大塚富夫のタウン」