フィルミーで配信中のビデオ「同じ空の下、同じ風に吹かれて」。
参加者全員が特別な思いに駆られて撮影に臨んだ、そんな空気感が溢れなかなか良い映像作品になりました。遅ればせですが、内容を少し紹介させていただきます。次のURLをクリックするとPRビデオがご覧いただけます。https://youtu.be/CsYoen52Si0

動画の冒頭を飾るのは二本松の高原、風に揺れる草花と暮れなずむ空の映像。実はこれ朝に撮影したものです。仙台公演のために借りた合宿所から「あさんぽ」に出かけて10分ほど歩いたら視界が開け素晴らしい場所に。周りを見回すと雲が立ち込め、墨絵に青を散らしたような空です。太陽が登り始め雲が一部うっすらと明るみ、すごく幻想的な光景でした。これは作品の導入部に使えるなと直感し、我を忘れてiPhoneで撮影。これを元に作品の全体像を考えることに。

次のシーンはその散歩から合宿所に帰った際の写真。ペンションオーナーが年月をかけて作り上げた家屋の造作や庭園、慈しみを感じられる情景です。ここまでの映像とともに流れるのは竹田元(はじむ)のピアノソロ、オリジナル作品の「I`m HERE」。今回、初めてこの曲を聴きましたがいい作品ですね。またこのタイトル曲を選んだのもなんともオシャレじゃないですか。ここでは全体のオーバーチャー(序章)としての位置付けとなります。

さて最初の演奏ビデオは桜田マコト(マック)のオリジナル曲で、彼と大間ジロー、佐藤弘基による「同じ空の下、同じ風に吹かれて」。初日のリハの後、ペンションの食堂での一回撮り。以前に何遍かこの曲をセッションしているらしいジローとマック。二人が演奏を始めようとしたらヒロキがいきなり飛び入りしていい感じに。初めて聴いたこの歌も、この時のために作ったような歌詞でじんと胸に来ました。3人の表情がまたいい。後半、ジローがウルっときたのが感じられていやはや、音楽と仲間はいいだすなあ。ところでこの映像は他のメンバー&スタッフ4人のスマホで撮影したものですが、僕が撮ったものが流れがいいのでそのまま使うことに。そんなわけで時々、僕の指などが画面に入っていますがお許しください。

次は場所を仙台市民会館のステージに移して、宝島バンド全員での「力は無限大」。照明はライティングデザイナーともいうけれど、斉藤孝師(東北共立)の可愛いレトロ風な灯りがほのぼのとして心を温かくしてくれます。「無限大」は震災の前の年に東北応援歌として作り震災の後もよく歌いましたが、この演奏も気持ちはドンピシャでしたね。マックの笑顔がいい。

そして最後は先に紹介した竹田元(はじむ)のピアノソロ作品「I`m HERE」。映像はこの春に偶然撮影していた仙台のとある場所の桜。桜木を人に例え、ピアノの調べに合わせて風の中で語り、歌い、舞う姿を収めました。

ミュージックビデオ「同じ空の下、同じ風に吹かれて/あんべ光俊&宝島バンド」の視聴期間はあと一週間余りとなりました。

ご覧くださった皆様には改めて感謝申し上げるとともに、まだご覧いただけていない皆様にはご覧いただければ幸いです。どうかよろしくお願いいたします。

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よろしくお願いします。